頭が疲労している、
頭の回転が悪いようなときは、『 棘上筋 』が弱くなっているかもしれません。
棘上筋は、「きょくじょうきん」と読みます。
回旋腱板筋(かいせんきんばんきん)
別名、ローテーターカフのひとつで
三角筋中部と協力して腕の外転運動を開始させる筋です。
◇ウンチク
腕の外転運動とは、自然体の状態から腕を横から頭上へ挙げる動きで、
腕の内転運動とは、腕を挙上した状態から身体の方向に下ろすことです。
見づらいとは思いますが画像①から③で位置を紹介します
画像①
棘上筋の位置は哀愁漂うロンちゃんの肩甲骨で紹介します。
中央に見えるショベルの先のような形状をしたのが肩甲骨です
画像②
この筋肉は肩甲骨の棘状窩という肩甲骨上部の内側(青いシールがある位置)の端を始まりとします。
画像③
肩甲骨の棘状窩から肩峰の下をとおり上腕骨の大結節(青いシール)の付近に付着しています。
※棘状窩:きょくじょうか
肩 峰:けんぽう
大結節:だいけっせつ と読みます
◇影響をうけるとき…
腕を挙げた状態で作業する
デスクワーク中心で頭ばかり使う人、
長時間の車の運転などの仕事をしている方なども頭が疲れやすく、
棘上筋が影響を受けている場合が多いです。
学習遅滞児は棘上筋が弱っていることが多いともいわれています。
加えて、
頭の使い過ぎから、不安感や感情のストレスもおきたりします
そういう時は、脳疲労から棘上筋も疲労している場合があります。
実際に、
眠れない、頭痛、めまい、頭がボーっとする、肩こり、寝違え、四十肩・五十肩などの
愁訴を相談されるゲストさんの棘上筋を確認すると
・硬くなっている
・膨らんでいるような
・プヨプヨしたような変な感触に遭遇したりします。
頭の疲労・回転が鈍い・ストレスを抱えていると感じるときは、
棘上筋をリリースしてもらうといいですね。
ワシがこの筋肉をリリースするときは、
棘状筋点を起点にして、状態に合った操作をしています。
状態によりますが、5~7割はすぐに変化がでます。
◇関連する筋肉
三角筋中部(さんかくきんちゅうぶ)
僧帽筋上部(そうぼうきんじょうぶ)
膝窩筋(しっかきん)
大胸筋鎖骨部(だいきょうきんさこつぶ)
大胸筋胸肋部(だいきょうきんきょうろくぶ)
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆